和田漁港は数年前にきれいに整備され、漁港の西側には埋立地に公園や駐車場が完成した。

漁港の外海側にはテトラに守られた白灯波止があり、その沖にも岩礁や島が点在しているので

北風による波に強い釣り場です。　このあたりの漁港では近年トラフグの養殖が盛んで

ここ和田漁港でも白灯波止の内側にイケスが設置されています。　釣り場は広く、足場も良いので

ファミリーフィッシングにも安全で春から秋はアジのサビキ釣りやアオリイカ釣りの人でにぎわって

います。　水深は港内は４メートル程度ですが、白灯波止の先端付近は７メートル位あり、投げ

釣りにも適度な水深となっています。　海底は全面きれいな砂地で夏場はキスが釣れますが

数、型共に実績は今一つで束釣りや大物が釣れる事は少ないのが現状です。

初冬からはイシガレイが釣れ、年が明けるとマガレイも港内や白灯波止の内側やイケス周りで

釣れますが、ムラが多く、ボウス゛となる場合も多い釣り場です。　外海が荒れて、暫くしてから

港内や白灯先端部分に漁師さんが大敷網で取れた魚クズを捨てた時にカレイが釣れる確率が

高くなるようですが、最近はフグの養殖が主体で、そのイケスにエサを撒いても飢えたフグが全部

食べ尽くしてしまい、ここ数年はカレイの寄りは悪いようです。

冬場に車横付けでのんびり釣りが出来、車の中からアタリを監視できるため、

日曜などはひなたぼっこをしながらカレイ釣りをしている人を良く見かけます。　しかし

外道はイイダコとヒトデが多く、長時間の置き竿は避けてください。　２０分も置き竿すると大概

ヒトデが付いています。　　夏場は昼夜を問わず海水浴客でにぎわい、釣りをのんびりする

ことは不可能です。　特に夜は花火が飛び交い、釣果も期待薄となりますので注意して下さい。