宮津湾右岸の獅子崎を過ぎ、海岸沿いの府道に手すりが設置されている所が獅子、矢原漁港

を過ぎてヨットハーバーまでが矢原海岸です。

このあたりは府道沿いに駐車スペースが多く、歩道も幅２メートル程度と広めなので

休日には投げ竿が並ぶ人気ポイントです。　釣魚も多彩で大物は少ないものの、四季を

通じて何かが釣れ、ボウスは少ないので例会などで訪れるクラブも多いようです。

冬場のカレイ、夏場のキス共に中型がそこそこ釣れ、春はマダイの３５センチ級、チヌの４０

センチ級などが釣れています。　マゴチやアオハタ、イトヨリなども多く、一種類の魚を狙っても

五目釣りになる場所で、のんびりと家族で投げ釣りを楽しんでおられる光景を良く見かけます。

水深は足元から急深で２０メートルも投げると水深は６メートル程度と投げ釣りに適度な深さ

となり、１００メートル以上沖では１０メートル位の水深となります。

海底は砂泥で所々に設置してあるブイや仕掛けてあるタコツボや刺し網などの位置を確認

してから投げれば根がかりは殆どありません。　一部例外として矢原漁港の周りはシモリが

有りますが、このあたりでは冬にアイナメの良型も釣れています。

この周辺はどこも同じような海岸ですが、魚の寄り場は出っ張りや小波止の周り等となり、

上の写真のホテル獅子の少し先に有る出っ張りも好ポイントです。

ここは休日には必ずと言ってよいほどだれかが竿を出しており、３色程度のカケアガリを狙って

五目釣りを楽しんでおられます。　あまり投げても変化が少ない泥底となり、キス以外は少なく

なりますので、カケアガリを集中して狙います。　夜釣りでチヌも釣れていますが、ムラも多く

ウミケムシの猛攻にあうことも多々あります。

宮津湾の中でも特にウミケムシが多い場所なので多く竿を出して置き竿しても全て

食いつかれてしまいますので、２、３本の竿数で頻繁に仕掛けを引き、魚を誘い、

ウミケムシを避ける事が大切です。