フィニッシィング
モーターの製作

前回まではガイドの簡単装着法と言う形で、比較的速乾性のエポキシ接着剤での

巻き糸のコーティングをご紹介しましたが、速乾性のエポキシや接着剤は厚塗りが

難しく、塗膜が薄くなる傾向に有りました。 もちろんこのままでも使用可能で問題も有りませんが

メーカーがガイド装着したような厚塗り仕上げをし、竿とガイドの足が一体となって見えるような

綺麗な仕上げにするには、乾燥、硬化に1〜3日程度かかるエポキシ樹脂を使用して

何回も重ね塗りする必要が有ります。 

但し、一回の塗布量がかなり厚めなのと、硬化に時間が掛かるので

粘度の高い樹脂やエポキシを使っても塗ってそのまま放置すると下に垂れ、

いびつな仕上がりになりますので、完全に乾燥するまで、

何回も竿を回転させてやる必要が有りました。 この作業を人力ですると、殆ど付きっ切りで

竿を回さなければならず、気の遠くなるような労力が必要な為、前回までは、速乾性で5分程度で

硬化する接着剤系のエポキシを使用して、手で少しの時間だけ回せば乾燥する樹脂を使って

ガイドの装着を説明させて頂いた訳です。

この労力を無くし、きれいに仕上げる為、フィニッシィングモーターと言う名前で、

電気モーターを使って竿を回す道具が富士工業さん他から販売はされていましたが、

私もこれと同じような物を作って見る事にしました。

先ずモーターですが、これは高速で回る物は遠心力で塗った樹脂が膨れ上がる為、

1分で2〜3回程度回るのが理想です。

市販品では秋葉原や日本橋で超低速回転仕様のものが入手出来ますが、私は仕事柄、

電気製品に触ったりしていますので、エアコンの風向翼を動かす低速モーターの

壊れたのを手直しし、これを使う事にしました。

回転数は1分で3回転/60ヘルツで、丁度良い回転数で直径5センチ程度なのにかなり力も強く

竿を回すのには十分過ぎるトルクが有りますし、

金具も付いて、木の台にも簡単に取り付けられそうです。

ACモーターなので電源もAC100ボルトでコンセントから直接接続出来、

3ワットと殆ど電力も食いません。

このモーターの軸にはカムが付き、これで動力を風向き翼に伝えていますが、

このカムを外し、残った10円玉大のプーリーに、円錐形のビニールのキャップを接着してみました。


このキャップはテレビのアンテナやブースターに付属している端子の保護防水キャップですが、

弾力に富み、このテーパー部分に竿を挿し、粘着テープを巻いて簡単に固定出来ます。

こうして出来上がったモーター部分を不要となった木製のエサ箱に木ねじで固定し、

電源線にコンセントのプラグを接続するだけで駆動部分は完成です。

次に回転している竿を受ける台ですが、これもエサ箱にクーラーの付属品で不要となった

樹脂のベルト受けをネジ留めして、これも簡単に完成。

早速竿を装着し、回転させると、安定して回り、これなら回しながら筆でエポキシ樹脂を塗る事も

楽に出来そうです。(^o^)丿


竿受けも凹型のもので摩擦が少ない物なら何でも良く、このベルト掛けの流用品でも

十分使えました。

これだけで、全てが完成ですが、このようなフイッシングモーターでも十分に役に立ちますし、

安心して重ね塗りや厚塗りが楽しめそうで、今後のガイド装着作業が楽に、そして綺麗な仕上げで

楽しめそうデス・・・(^_^;)