私はもうかれこれ2年程自作PCを使って来ましたが、製作当時のOSはXPで快適に動いてくれ、安定もしていたのですが、
OSをVistaにしてから体感速度がトロくなり、時々勝手に再起動したりするようになってしまいました。いろいろと原因も追究して
改善を試みましたが効果が無く、
HPの更新中や釣行記や記事を書いている最中に突然勝手に再起動されてはそれまでの3〜4時間の作業がパーになって
ガックリとうなだれるしかありません。
さすがにVistaを動かすのにアスロン2500+と1Gのメモリーでは基本性能的にしんどかったようです・・。
また、Vistaにはエアロ機能も搭載されており、もっと描画能力の有るビデオカードにも買い換える必要に迫られていました。
って事でもうこれ以上作業中に再起動されても困りますし、今日は台風一過で海況も最悪だし、早速PCのリニューアルに取り掛かりました。
いろいろとネットで調べてなるべく安定動作して評価が高い部品で組み立てよう・・、
速度はそこそこ出たら良いので相性問題で苦労しないような、尚且つ価格が安いパーツで揃える事にして
PCパーツショップに走りました。
でっ購入したのが以下のパーツです。
CPUとマザー、メモリー、電源にビデオカード、「何故小さいビデオカードの箱が一番大きい部品であるマザーボードの箱より大きいの?」
と娘に笑われながらワクワクしながら部品をチェックしてゆきます。
パソコンケースとDVDドライブ2台、マウス、キーボード、ビデオキャプチャカード、ATA133カードとHDDは
今までのものを流用して改造コストを抑え、↓
CPUとマザーボード、ビデオカード、電源、メモリーを新調して改造に取り掛かります。
先ずCPUですが、今トレンドのインテルCore2Duoにしました。 私は録画や録音をしながらHPの更新をしたりする事が多々有り、
そんなマルチタスク稼動時に今までのPCではパフォーマンスがガクッと落ちましたので、マルチタスクに強いデュアルコアCPUは
うってつけで迷わず選びました。しかし購入したのは改造予算を5万円以下に抑えると言う台所事情も有り、Core2Duoの中では最も価格が低い
E4300にしました。 これはクロックが1.8Gで最近のPEN4の高クロックのものに比べたらかなり動作クロック的には劣りますが、
1.8Gのデュアル動作で且つ省電力、価格は15,000円とリーズナブルで私の使用条件を満たすもので、これを選びました。
マザーは安定性で定評のあるASUS製品が好きで、ドライバーやBIOSも頻繁に更新されており、マニュアルも親切丁寧なので
P5Bと言うCore2Duoに対応するマザーの中ではスタンダードなものを購入。
インテルP965チップセットを搭載して安定稼動しそうなのとこれも15,000円と安かったのでこれを購入しました。
ファンやCPU電力の省エネ機能も多く、発熱を抑えて消音化にも便利そうなのでこれを選択。
しかしその気?になればオーバークロックにも適するように遊べる機能も満載で、かなりいじれそうで楽しみ・・(~o~)
メモリーはVistaはXP以上にメモリーを大食いする事でスピードが出るOSのようで、
前作のPCでは512×2枚の合計1Gのデュアルチャンネルメモリー
でも常に使用率が70パーセントを超えていましたので、メモリーもとても安くなったので、一寸奮発して一枚5,000円の
DDRU-PC6400の1Gメモリーを2枚購入してデュアルチャンネルで使う事にしました。
メモリーも最近は安定したものが多く、相性の悪いものは少ないようですが、メモリエラーは致命的ですし、
一応評価が高いメーカーのものを購入しました。
ビデオカードは今後も3Dゲームなどはするつもりは有りませんが、エアロ機能やTV視聴時に綺麗な描画が出来るよう、
今回も中級クラスのnVIDIAaのGeFORCE 7600GSビデオチップ搭載カードを購入しました。メモリーはDDRU256MBで
そこそこの性能ですが、これもASUS製品でマザーとの相性を考慮して同一メーカーで揃えました。
これはファンレス仕様で静音化にも寄与してくれそうですし、おまけのゲームやアプリもてんこもりで、製品の他に
アブリやドライバーのCDが5枚も出て来て、製品の割りに箱が大きい理由はおまけの多さだったのね・・(~o~)
PCの映像をハイビジョンTVにも出力出来、これも拡張性が高くて今後楽しませてくれそうです。
電源は今までのものがファンが小さくて高速で回ってうるさかったので、今回は大口径ファンがユックリと回る静かなタイプに交換。
最近のマザーは電源コネクターが20ピンから24ピンに変更になっていますし、HDDもシリアルATAタイプに変わりつつあり、
それらの電源コネクターを備えたものに交換する必要も有り、400Wと必要十分?な容量のものを選択。
作りの割りに価格が5,000円と安い「剛力」を購入しました。
パーツのチェックが終わったらいよいよ組み立て開始となりますが、今回はケースも今までのものを流用するので
先ずは今まで使い倒したマザーなどを取り出さねばなりません。
いつの間にやらゴチャゴチャになった、XP時代からだましだまし使って来たパーツといよいよお別れ、お疲れさま・・と思いつつ
「鉄板」と呼ばれたASUSのソケットA アスロンサンダーバート対応A880マザーをメモリーもCPUも付けたまま取り外すとホコリまみれ・・
使わなくなるパーツですが、あまりにもホコリまみれなので思わず掃除機でホコリを払ってやりました・・。
こいつは安物ケースに入れてXPをインストールしてやればまだまだ使えそう・・ネットやメール程度しかしない、
娘用のPCを作るまでは暫くそのままお蔵入りとなりそうです・・・。
次にいよいよマザーにNEW CPUを取り付けます。アスロンはコアがむき出しでコア欠けのリスクが有りましたが、
インテルのCPUはカバーが付いていて安心して作業出来ますなっ。って何を今更・・ですが、コア欠けをさせた経験の有る私にとって
これはとても気が楽でした・・。
CPUがインストール出来たら次はファンを取り付けますが、今回はお金が無くなったのでCPUに付属していたものをそのまま流用。
以前のPEN4のものに比べて発熱が少ないので小さめのファンですが、回転音が小さくて取り付けも簡単でした。
ファンの次はメモリーをスロットに差し込みます。
メモリーはDDRUPC6400で800MhZ動作で1Gのものを2枚、同じ色のスロットに挿すとデュアルチャンネル動作をしてくれます。
メモリーをロックレバーでロックしたらいよいよケースに収めるべくシャーシにねじで固定します。
マザーがケースに収まったらビデオカードをマザーのPCI-Eスロットに取り付けます。
ファンレスなので放熱の為の巨大なヒートシンクが付いています。(~o~)
更にビデオキャプチヤーカードとATA133カードもマザーに取り付け、電源とHDDを5台取り付けて全ての配線を済ませ、
作業時間約2時間で完成です。
尚、今回もRAID0を組んで高速化を図りました。
BIOSで確認すると・・・不安だったメモリーの相性も問題無かったようで、きちんとCPUとメモリーが認識されて表示されました。
早速落としておいた最新版のBIOSに更新し、いよいよVistaのインストールとなりました。
VistaはXP以上にドライバーが沢山入っていますし、HDDアレイの構築やフォーマットもしやすくなっており、OSのインストールもとても
簡単になっていてスムーズに進みます。
早速新PCでVistaを使ってみましたが、「今までは何だったの・・」と思える程の快適さ、動作にまどろっこしさが無く、
全ての操作に即応してスパッと切り替わる動きに気分は爽快。OSの立ち上がりもとても早く、先ずは改造成功でニンマリ・・(~o~)
そこでネットで流れている「オーバークロックしたら凄い」と言う情報を信じて現状でも十分に早くて安定していますが、
オーバークロックも試してみました。
E4300 Core2Duoはクロック周波数が200MHzでそれを9倍して1.8Gで動作していますが、先ずは200Mhzから250にUP。
するとまったくサクッとオーバークロック動作して2450MHzで動作しました。 ウワサ?ではもっといけるらしく、試しに一気に
340MhzまでUPさせてやると・・何の問題も無く3060Mhzと表示され、あっさりと3Gオーバーで動作してしまいました。↓!(^^)!
まさにウワサどうりのオーバークロック耐性で驚きましたが、15,000円のCPUがPEN4のデュアルコア高クロック版で12万円程度する
ものと同等に動作してしまい、これはコストパフォーマンスが高いCPUですなっ・・・。
もちろんクロックアップと共に発熱と消費電力が上昇しますので今のCPUファンでは
3.2Gを超えると動作が不安定になり、このあたりが限界のようですが、3GHz動作の時の速さは正に爆速。
定格動作でも十分速いと思いましたが、驚きのパフォーマンスでした。
しかし、寿命の点でいまいち不安ですし、暑い夏場を控えていますし、今はCPU温度が55度程度の
2.5GHzあたりで使っていますが、早くて安定しており、とても安心して使え、
「もっと早く改造していたら突然の電源落ちに苦労はしなかったし、作業も快適になってただろうなぁ・・・」と惜しい程でした。
って事で今後は快適に作業出来そうですし、録画やDVDのコピーをしながらの作業もスイスイと進みそうで、
投げ北のHPの更新も頑張りマス・・・・。(~o~)